世界で最も有名な比率

 全人類が「美しい」と感じてしまう、究極の比率「黄金比」と、日本人には馴染み深い「白銀比」について解説します。

まず、黄金比とは近似値1:1.618(約5:8)の比で表される比率です。この比率で作成された四角形を「黄金長方形」といい、黄金比で面分割することを「黄金分割」といいます。この比率は古代ギリシャ時代から「美しい比率」として扱われており、パルテノン神殿や、ミロのヴィーナス像など、美しいとされている建築物や美術作品の多くに取り入れられてきた比率です。現在でもApple社のiPhoneやたばこの箱など、さまざまなわたしたちの身近なものにまで応用されています。また、自然界の成長パターンなどにも見られています。

次に、白銀比とは近似値1:1.414(1:√2)の比で表される比率です。この比率で作成された長方形は、「√2の長方形」と呼ばれ、A4、B4などの一般的な紙の比率とも同じです。また、長辺で2等分すると、元の白銀比の長方形と相似になるのが特徴です。この比率は、日本の伝統的な建造物の比率によくみられ、法隆寺や五重塔などもこの比率で造られています。そのようなことから、日本人には親しみのある比率といわれ、「大和比」とも呼ばれています。横長の黄金長方形と比べ、なじみのある√2長方形からは、どことなく静的な印象を受けます。

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